J-オイルミルズ、テリハボク種子からSAF成分の油抽出

　J-オイルミルズは、非可食植物のテリハボクの種子からSAF（持続可能な航空燃料）成分を含む油の生成に成功した。
　J-オイルミルズは2022年度から新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の「バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築」事業において、食料と競合しない植物油脂利用によるSAFサプライチェーンモデル構築および拡大に向けた実証研究を行ってきており、この成果はその一環だ。
　テリハボクは常緑高木の亜熱帯植物で、太平洋諸島やオーストラリア、東南アジアなどに広く分布し、日本では沖縄県などに分布している。沖縄では主に街路樹や防風林として利用されている。