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丸紅エアロ・ウィングウィン岡山、航空機部品輸出目指し協業
世界に売り込み、サプライチェーン安定化に寄与
丸紅エアロスペースとウィングウィン岡山は10月17日、国際航空宇宙展(JA2024)において、海外航空機メーカーからの航空機部品受注に向けた協業を開始することを発表した。去る10月1日に両社間で秘密保持契約を締結し、その取り組みをスタートした。
航空機産業はコロナ禍を経て多くの人材が去ってしまったこともあって、サプライチェーンの混乱が続いている。その結果、航空会社に対する航空機の納期遅れが続出。結果、航空会社のネットワーク戦略にも影響が生じ、コロナ明けの旺盛な旅客需要を取りこぼす事態に発展している。
そうしたなか両者は、丸紅エアロスペースの航空・防衛輸入商社としての知見を活かし、同社が国内製造航空機部品の輸出に進出し、グローバルな航空機製造サプライチェーンの安定化に、ウィングウィン岡山が寄与していくことを目指す。