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2024.10.18

WING

川崎重工、小型航空エンジンを100%水素で運転

 川崎重工は10月17日、小型航空エンジンの水素100%燃料による運転試験に成功したことを発表した。これは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/次世代航空機の開発プロジェクト」として採択された「水素航空機向けコア技術開発」の一環。
 今回、従来燃料用の自社製小型航空エンジンに川崎重工業が新たに開発した水素用燃焼器などを搭載して水素燃焼運転試験を実施した。この試験は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の能代ロケット実験場(秋田県)で行い、水素のみを燃料とした着火から回転上昇、定常運転、回転降下、停止までの一連の運転動作において、安定したエンジン運転が可能であることを確認したという。