ウイングトラベル
★8月の主要旅行会社総取扱額は3233億円に
前年同月比1.8%増、19年比は32.5%減
観光庁が発表した8月の主要旅行業者43社・グループの旅行総取扱額は3233億6100万円となった。前年同月比は1.8%増、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同月比では、32.5%減となった。海外旅行の取扱額は19年比で33.0%減の1325億9100万円、国内旅行の取扱額は32.4%減の1780億4700万円、外国人旅行の取扱額は29.3%減の127億2300万円となった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の総取扱額は856億4800万円となった。前年同月比は2.7%減、19年同月比では49.3%減となった。
内訳を見ると、海外旅行が19年比67.9%減の164億4300万円、国内旅行が41.1%減の690億5800万円、外国人旅行が55.7%減の1億4700万円となった。
取扱人数は164万6888人となった。前年同月比は27.3%減、19年同月比は49.9%減となった。内訳は海外旅行が19年比79.0%減の4万2863人、国内旅行が47.6%減の159万6106人、外国人旅行が78.1%減の7919人となった。
旅行会社ごとの取扱状況を見ると、海外旅行はエイチ・アイ・エス(HIS)が19年比78.2%水準、阪急交通社が75.9%水準となる一方でJTBは55.2%水準の取り扱いにとどまった。一方で東武トップツアーズは19年比9.1%増となったほか、HTB-BCDトラベル、郵船トラベル、トヨタツーリストインターナショナル、南海国際旅行、ケイライントラベル、テック航空サービス、菱和ダイヤモンド航空サービス、三越伊勢丹ニッコウトラベル、日本橋夢屋の計10社がコロナ禍前の水準を上回る取扱額となった。
国内旅行はHISが19年比95.5%水準、阪急交通社が99.6%水準の取扱高となった。このほか大手ではJTBが71.0%、KNT-CTホールディングスが61.7%水準の取り扱いとなっている。
大手旅行会社以外の状況を見ると、T-LIFEホールディングスが11.8%増となったのを始め、日産クリエイティブサービス、三越伊勢丹ニッコウトラベル、日本橋夢屋の計4社がコロナ禍前の水準を上回る取扱額となった。
※8月の主要旅行業者の取扱状況速報(PDFファイル)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001768388.pdf