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2024.10.21

WING

GCAP開発、3ヵ国協力関係「加速度的に深まる」

 装備庁河田監理官、GIGO早期設立で協議スムーズ化

 

 防衛装備庁プロジェクト管理部の河田知宏事業監理官(次期戦闘機担当)は去る10月17日、2024国際航空宇宙展の防衛セミナーで次期戦闘機プログラム(GCAP)のこれまでの経緯や体制の進展などについて、2022年12月の首脳声明で3ヵ国共同開発を発表してから約1年10ヵ月、「3ヵ国の協力関係が加速度的に深まっている」と述べて、順調に進展していることを明かした。
 河田監理官は、約3ヵ月前のファンボロエアショーを振り返って日英防衛大臣会談が行われたことを説明すると「かつてない頻度で防衛大臣が会談し、GCAPについて意見が交わされている」とした。実務者レベルでは、毎月3ヵ国の関係者が相手国へ行っており、河田監理官自身も約1年前に現部署となってからは、おおむね2ヵ月に1回のペースでイギリス・イタリアで議論を重ねており「国境を超えた繋がりが一層深まっていることを訪れるたびに感じている」と述べた。

 

※図=3ヵ国の連携が加速するGCAP(提供:防衛省)

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