★キャセイ、新ビジネスクラス搭載777が就航

　「アリア・スイート」日本路線も年内に導入

　キャセイパシフィック航空（CPA）は、香港国際空港で全キャビンを刷新したボーイング777-300ER機のお披露目イベントを開催した。新しいビジネスクラス「アリア・スイート」をはじめ、プレミアム・エコノミーやエコノミーシートの改良が施された同機は、10月18日から香港−北京線で運航を開始した。今後、日本を含む他の地域や長距離路線でも年内に順次運航を予定している。
　新ビジネスクラス「アリア・スイート」は、プライバシーを重視した扉付きシートを採用した。また、新たに導入されたプレミアム・エコノミークラスシートと機能が改善されたエコノミークラスシートにより、全てのキャビンで快適性が向上している。
　キャセイグループは、航空機の更新、キャビン製品、ラウンジ、デジタル化、サステナビリティの取り組みに向け、今後7年間で1000億香港ドル以上を投資する計画を発表した。キャセイのラヴィニア・ラウCCOは、「この投資は、香港の長期的成長と国際航空市場での重要な位置付けへの自信の表れです」と述べた。
　今後はボーイング777-9型機にトップクラスのファーストクラスを搭載、エアバスA330型機に新フルフラットシートをビジネスクラスに導入する予定。
　香港での披露イベントには、女優ファラ・チェンやキャセイの経営陣が出席し、新キャビンのお披露目を祝った。今後、同社は顧客の期待を超える体験を目指し、空と地上でのサービスを一層強化するとしている。

※写真＝キャセイパシフィック航空新ビジネスクラス「アリア・スイート」搭載777-300ERが就航