ロシア爆撃機が戦闘機伴い日本領空へ接近

　午前・午後と連続して同様の飛行

　統合幕僚監部は10月23日、ロシアのTu-95爆撃機が戦闘機を伴って日本領空へ接近したことを発表した。防衛省・自衛隊として航空自衛隊中部航空方面隊などの戦闘機を緊急発進させて対応したとする。
　ロシア軍機の接近は前日22日、午前にTu-95爆撃機2機と戦闘機2機が大陸方面から飛来し、日本領空へ向けて南東へ飛行した。その後、石川県能登半島沖で進行方向を変え、日本海上空を旋回した後に大陸方面に向けて北西方向へ進んだ。
　さらに同日午後に再度、Tu-95爆撃機2機および戦闘機2機が大陸方面から飛来。日本領空へ向けて南東方向へ飛行すると、日本海上を青森県西方から北海道西方へ北進した後、大陸方向に向けて北西方向へ進んだ。
　1日に2回も同様の飛行を繰り返すなど、ロシア軍機による日本周辺での活発な活動が続いている。

※図＝22日に飛来したロシア機の行動図（提供：統合幕僚監部）