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SPACECOOL、漁業に放射冷却素材「SPACECOOL」
貯氷艙の蓋覆い約3℃の冷却効果
SPACECOOLとニチモウは、漁業が抱える猛暑課題を解決するために、宇宙に熱を逃がしゼロエネルギーで冷却できる放射冷却素材「SPACECOOL」を、漁業で初めて導入したことを発表した。
千葉県船籍のまき網漁船「きんせい丸」や「伊東丸」を皮切りに、千葉県内で導入が進んでいるという。
漁船は氷を保管する貯氷艙と魚艙(ぎょそう)という捕獲した魚を貯氷艙から移した氷と共に鮮度高く港に運ぶために保管する空間が備わっている。ただ、昨今の気候変動による猛暑の影響で貯氷艙内の氷が溶ける速度が上がっており、氷を計画通り使用することが困難な状況になりつつあることが、漁業者の懸念材料の一つとなっていた。