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ボーイング、最大190億ドルの運転資金など確保へ
スト長期化で財政悪化、新株発行など借入金返済にも充当
ボーイングは10月28日(現地時間)、借入金の返済および運転資金確保のため、額面5ドルの普通株式9千万株と50億ドルの預託株を発行することを発表した。この大規模な資金調達により、投資格付けの維持も目指したい考えだ。最大190億ドル(2兆9000億円)規模の資金調達を目指す。
737MAXの墜落事故、新型コロナパンデミック、品質問題、そしてストライキと、度重なる問題に赤字決算が続いている。足下では去る9月13日に発生したストライキが1カ月半近くにおよび、日々、巨額の現金が流出している。