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ルフトハンザグループ第3四半期、過去最高の収益107億ユーロ
ルフトハンザドイツの「ターンアラウンド」も着実に進展
ルフトハンザグループは10月29日、第3四半期(7-9月期)の業績を発表した。このなかで期間中の収益が、同社グループ史上、過去最高となる107億ユーロ(前年同期比5%増)を達成。営業利益は13億ユーロ(同:15億ユーロ)、営業利益率12.5%(同:14.3%)で着地した。
営業利益が減少した背景には、運賃が低下したことに加えて、MRO費用の増加、人件費の拡大などが要因となった。とくにルフトハンザドイツ航空が2億3400万ユーロ減少したことが主因だ。これは新機材の納入の遅れにより、経年化した機材の運航継続の必要性が生じたことのほか、人件費の増加、運航遅延等に伴う補償金の支払い費用などが業績に影響を与えたもの。
ちなみにユーロウィングス、オーストリア航空、ブリュッセル航空の第3四半期業績は過去最高だった。