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北の弾道ミサイル発射、ICBM級で約86分飛翔
高度も過去最高7000キロに、奥尻島沖EEZ外へ
防衛省は10月31日、午前7時11分ごろに北朝鮮が平壌近郊から少なくとも1発のICBM級弾道ミサイルを北東方向に向けて発射したことを発表した。詳細は米国・韓国と緊密に連携して分析中としたが、今回の弾道ミサイルは飛翔時間が過去最長の約86分であり、8時37分ごろに北海道奥尻島西沖約200キロの日本海へ落下したことが推定されるとした。落下地点は日本の排他的経済水域(EEZ)外だったと見られる。
防衛省によれば、この弾道ミサイルの飛翔距離が約1000キロで、最高到達高度は過去最高となる約7000キロを超える推定だとした。政府として付近を航行する航空機や船舶への情報提供を行っており、現時点は被害報告などの情報は確認していないとした。
※図=今回のICBM級弾道ミサイルの航跡図(提供:防衛省)
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