記事検索はこちらで→
2019.01.10

WING

エアバス、18年納入数は800機と過去最高

純受注数747機、受注残は7577機分確保

 

 エアバスは1月9日(仏現地時間)、2018年の民間航空機納入数が、過去最高の800機に達したことを発表した。これは17年の納入数718機から11%増加した計算で、エアバスによれば、16年連続で年間納入数が増加したという。
 一方、受注数は747機だった。17年には1109機という記録的な数字を起こしており、その数字と比較すると、やや寂しいものとなった。エアバスによると、12月末時点における受注残数は7577機となっており、これはエアバスの受注残数として新記録。17年時点の受注残数は7265機で、着々と上積みしている様相だ。
 エアバスは過去16年にわたり毎年納入機数を増加中で、その最終組立工場は本拠地であるフランスのトゥールーズに加えて、独ハンブルク、そして欧州域外でも中国の天津、米アラバマ州モビールのほか、2018年度にはカナダのミラベルの A220生産ラインが加わるなど拡大中だ。なかでも2018年度の納入機数増加に大きな貢献を果たしたのが米国と中国の最終組立工場だったという。