eVTOL大手リリウム、裁判所に独子会社の自主管理手続き申請

　ドイツ連邦政府議会のKfW融資否決が引き金に

　ドイツのeVTOLメーカーであるリリウム取締役会が去る10月24日（ミュンヘン現地時間）、ドイツ国内の子会社であるリリウム社とリリウム・イーエアクラフトの自主管理手続きの申請を裁判所に行った。すでにNASDAQからも10月28日付で取引停止処分を受けた様相だ。
　これはドイツ連邦議会の予算委員会が、私的資金調達の前提条件であったドイツ復興金融公庫（KfW）による融資保証を承認しなかったためと説明。さらに5000万ユーロの融資保証についてバイエルン州政府と基本合意に達することができなかったことが要因だとした。