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中谷防衛相、北朝鮮のICBM級は固体燃料と推定
国際社会の緊張エスカレートさせる「暴挙」
中谷元防衛大臣は11月1日に行った航空自衛隊横田基地の視察で会見し、北朝鮮が視察の前日に少なくとも1発の発射を行ったICBM級弾道ミサイルについて、新型の固体燃料推進方式のミサイルだと推定する見解を述べた。日米の拠点といえる横田基地を中心に、日・米・韓で緊密に連携する中で分析を進めた結果だとした。
北朝鮮が去る10月31日に発射したICBM級弾道ミサイルは、過去最長の約86分飛翔し、高度も過去最高の7000キロに達した。北朝鮮側は同ミサイルが「火星19型」だと発表した。
中谷大臣は、固体燃料推進方式のミサイルが一般に液体燃料推進方式よりも「保管や取扱いが容易であり、即時の発射などで優位にある」と説明。その上で北朝鮮では「固体燃料推進方式のICBM開発を目標に掲げており、今回の発射もこうした開発の一環だった」という考えを示した。