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IHI中間期、民間機スペアパーツなど好調で過去最高益
通期業績予想を上方修正、営業利益1450億円に
IHIが11月6日に発表した2025年3月期第2四半期決算によると、売上収益は前年同期比61.1%増加した7574億8800万円となった。営業利益は772億6300万円(前年同期:営業損失1570億3100万円)に、親会社に帰属する中間純利益が393億900万円(同:中間純損失1375億6600万円)となるなど、前年同期から大幅な黒字転換となった。受注高についても、前年同期の4802億円から7602億円に大幅に伸ばすことに成功した。
同日、決算会見に臨んだIHIの福本保明取締役(財務部長)は「第1四半期から順調にスタートすることができたが、その傾向はこの第2四半期においても継続している」と説明。第2四半期も第1四半期同様に民間向け航空エンジン事業がけん引したことを背景に、「中間期としては営業利益をはじめ各利益段階で過去最高益を更新した」ことを明かした。
また、IHIは2024年度の通期業績見通しを上方修正した。受注高を1兆7200億円、売上げ収益は1兆6000億円に据え置いたものの、一方、営業利益を350億円上乗せした1450億円に、当期利益も250億円増加する1250億円とした。
※写真=IHIはスペアパーツ販売などが好調で過去最高益に。会見に臨む井手社長
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