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2024.11.08

WING

空港施設、中間決算で大幅な増収増益

 物件の賃貸条件見直しなど改善策など奏功

 空港施設が発表した2024年度4月1日から9月30日までの中間決算によると、売上高が前年同期比7.4%増の140億9300万円であり、営業利益が31.1%増の25億2700万円、経常利益が36.2%増の26億4400万円、中間純利益が40.8%増の17億4800万円と、大幅な増収増益となった。
 羽田空港内や周辺を中心とした不動産事業やインフラ事業に取り組む同社にとって、旺盛な訪日需要などに支えられたことで好調に推移したとしている。その中で既存物件の賃貸条件見直しや、貨物地区の生鮮センター稼働に関する再配置に取り組んだほか、ノンアセット事業の物件増による賃料収入などが増加したことや、給排水事業での使用量増加および単価の見直しなどを行ったことで、売上げの増加につながったとした。
 また利益面では、物価の上昇による経費の増加が見られたものの、売上げの増加や、匿名組合等投資利益および受取配当金等の増加などによって前年を大幅に上回ることになった。