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スカイマーク、MAX受領開始を25年第4Q以降に後ろ倒し
新たな計画も「未確定部分多い」、リース延長も視野
スカイマークの本橋学社長は11月11日、リース契約済みの6機の737-8(737MAX)の受領想定時期を、2025年度第4四半期以降へと後ろ倒ししたことを明らかにした。
スカイマークは当初、2025年第1四半期(4-6月)に同型機を受領する計画にしていたものの、ボーイングにおける品質問題の影響で737MAXの生産レートがなかなか上昇せず、今年5月に「第2四半期以降」に後ろ倒しすることを発表。今回、品質問題、ストライキの影響もあって、3回目の導入後ろ倒しを余儀なくされることになった。
スカイマークの737MAX導入計画では、今回受領時期の後ろ倒しが公表されたリース契約による6機の737-8型機のほか、ボーイングからの購入で737-8型機を3機(確定2機、オプション1機)、737-10型機を3機(確定2機、オプション1機)フリートに加える。
本橋社長は「状況としては、かなり流動的。まだまだ未確定の部分も多いということが現実」とコメント。「遅れた場合の対応も当然、色々な可能性を視野に入れ、既存機のリース契約の延長なども当然視野に入ってくる」として、現有の737-800型機のリース契約の延長も視野に入れ、737MAXの受領開始遅延に対応するとした。