WING
シコルスキー、自律型ブラックホークで山火事鎮圧実証
レイン社と共同で初期段階の火災鎮圧実証に成功
シコルスキーとレイン(Rain)社は、自律化した「ブラックホーク」を使って、火災を鎮圧する実証実験に成功した。
これは去る10月29日にストラットフォードにあるシコルスキー本社で行われた山火事対応デモンストレーションにおけるもの。シコルスキーの「MATRIX」飛行自律化技術とレインの山火事ミッション自律システムを統合し、初期段階の火災を鎮圧可能であることを実証した。
機体には万一の事態に備え、パイロットが搭乗したものの、実証中、操縦桿に触れることはなかった。30 分間のデモンストレーションにおいて、タブレットを使用してブラックホークに離陸と火災現場の発見を指示し、その後、機体の60 フィート下に吊り下げたバケットから3回連続で水を投下した。レイン社のシステムは、水投下毎に8~10ノットの横風を考慮して飛行経路をすばやく調整することなどに寄与した。
※写真=自律化したブラックホークで山林火災の初期消火が可能であることを実証(提供:シコルスキー)
お試し価格で全文公開中