記事検索はこちらで→
2024.11.18

WING

中部空港中間期、旺盛な訪日需要で売上高42%増の256億円

 中間純利益も32億円、コスト増加抑制が奏功

 

 中部国際空港会社が11月15日に発表した2025年3月期中間決算によれば、売上高は前年同期比42.4%増加した256億4100万円と、大幅な増収を記録。利益面でも、営業利益が38億6700万円(前年同期:2億8600万円)、経常利益35億6500万円(同:経常損失4100万円)、中間純利益32億900万円(同:0円)となるなど、各利益段階で黒字を確保することに成功した。
 都内で記者会見に臨んだ櫻井俊樹副社長は「国際線旅客は、中国、韓国、台湾、東南アジア、欧州方面の増便、復便、新規就航と、旺盛なインバウンド事業により、回復基調を継続している」と話すなど、旺盛な訪日客需要がみられていることに言及。さらに、「国内線旅客も2019年度の9割程度で現状に推移しており、(国際線、国内線の)旅客数の増大に伴い、売上が拡大した」とした。一方、コスト増加を抑制する取り組みを深堀りした結果、「利益は大幅に改善しており、当期純利益は32億円と、中間期では昨年度に引き続いて黒字を計上させていくことになった」ことを明かした。

 

※写真=中間決算会見に臨む櫻井副社長。中間純利益32億円を確保し、通期でも過去3番目となる51億円を確保する見通しにあるとした

お試し価格で全文公開中