ウイングトラベル
★JR東日本と松竹、包括的業務提携締結
観光、健康増進、ナイトタイムエコノミーで協業
東日本旅客鉄道(JR東日本)と松竹は11月18日、10年間の包括的業務提携契約を締結したと発表した。「文化の力」による心豊かで活力ある社会の実現を目指し「観光・地方創生」「こころとからだの健康増進」「ナイトタイムエコノミー」の3つの領域において協業を行っていく考えだ。
今回の提携は松竹グループが持つ日本文化とエンターテインメントに関する創造力に、JRひふぁし日本グループが持つ地域に根差した重層的ネットワークをかけあわせることで、これまでにないライフ・バリューの創造を目指すというもの。
観光・地方創生では、地域が持つ文化や歴史を磨き上げ、観光素材や地方創生の核となる文化、rんたーテインメントコンテンツの創出に取り組む。
一例としてデジタル技術を活用して新幹線などで新たな没入体験を創出する「デジタルエンタメトレイン」の取り組みや地域性のあう歌舞伎演目やアニメコンテンツを活かした「聖地化」の取り組みなどを進めていく。
健康増進関連では、感動・笑いなどのエンタメの力とデジタル技術を連携した新たなアプローチによるこころとからだの健康増進づくりを推進する。
一例として、移動データとエンタメコンテンツを掛け合わせて健康増進に資する最適な地域街歩きプランの提案などを行う。
ナイトタイムエコノミーでは両社の施設が近接する高輪、浜松町・竹芝、東銀座エリアで地域の自然や文化施設・史跡や水上交通を活かした文化的に豊かな夜時間の過ごし方を提案する。
両社の提携による第1弾の取り組みとしてはJR東日本の「大人の休日倶楽部」会員向けの歌舞伎座プレミアムツアーや三月大歌舞伎の貸切公演の実施や歌舞伎をテーマとした小学生親子向け仕事体験学習のイベントを実施する予定だ。
※画像=JR東日本と松竹が包括的業務提携を締結