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中谷大臣、取得決定のMQ-9Bで米国と連携強化へ
情報収集と分析能力を一層強化、警戒監視万全に
中谷元防衛大臣は11月19日の閣議後会見で、海上自衛隊で取得を決定した滞空型無人機MQ-9Bシーガーディアンについて、一般論とした上で「米国との緊密な連携のもと情報収集態勢、そして情報分析能力の一層の強化を図っていく」と話し、運用することで日米間の連携強化につながる考えを示した。
中谷大臣はMQ-9Bの導入決定までの経緯として、昨年5月から今年9月まで海自で行っていた試験運用に触れ、それがあくまで「基礎的な飛行法、目標の識別要領の確立、搭載センサーの性能の確認などを目的とした」運用だったことを説明。
具体的な運用の詳細は今後検討していくとしながら、主に平時には自衛隊による広域での洋上監視能力強化に寄与することになるとし、また有事の際には人的損耗を局限しつつ、任務の遂行が可能になるとして、MQ-9Bの運用を本格的に開始することで、自衛隊の能力強化に大きく影響する考えを示した。
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