ウイングトラベル
★NAA、シンガポール航空・空港アライアンス参加
各課題イノベーションで解決、新たな価値提供
成田国際空港会社(NAA)はイノベーションの取組みを推進するため、シンガポールのアライアンスである「International Aviation LAB(IAL)」へ海外の空港として初めて加入したことを発表した。
IALは、世界の航空機製造メーカー・航空会社・空港・研究機関が協力して航空にイノベーションを起こすことを目指す機関。参加するのは、航空機メーカーからボーイングやエアバスや、チャンギ空港やシンガポール航空、そのほかに大学や行政機関が参加しており、航空機の設計や基準から作業の自動化、関係者間のやりとりに至るまで、研究開発から持続可能な事業化まで実施している。
NAAと海外イノベーションアライアンスとの連携は、今年4月のA4Iへの加盟に続く第2弾。今後、空港単独では解決できなかった航空機の運航やグランドハンドリング分野の課題に対し、新たなソリューションを開発することで、新たな価値創造を目指すとしている。
IALではテーマとして、小型機材での手荷物積込作業の自動化、搭乗橋セッティング作業の自動化、ランプ・トーイング作業の自動化などに取り組んでおり、今後成田空港での取組みも含めて連携した課題解決を図っていくことになる。
※図=IALへ加盟するパートナーシップ(提供:NAA)