★10月の訪日外客数331万人、単月最多を更新

　1-10月3019万人、11月には年間最多達成確実

　日本政府観光局（JNTO）が発表した10月の訪日外客数は前年同月比31.6%増、2019年同月比32.7％増の331万2000人と単月最多を更新するとともに今年最多の伸びを記録した。2024年は2カ月を残して10月までで3019万2600人と過去最速で3000万人を突破した。1-10月累計は前年同月比51.8%増、19年同月比12.2%増だった。さらに、11月までには12月を残して過去最多の3188万人を超えることが確実となった。
　JNTOによると、紅葉シーズンを迎え、多くの市場で訪⽇需要の高まりがみられ、とくに東アジアでは中国、東南アジアではシンガポール、欧⽶豪・中東地域では⽶国などで前年同月に⽐べて訪⽇外客数が増加したことが押し上げ要因になったとしている。
　23市場のうち既に豪州、メキシコ、ドイツ、イタリア、中東地域の5市場が1-9月累計で年間の記録を更新したが、1-10月累計でで新たに台湾、フィリピン、インド、⽶国、カナダ、スペインの6市場が年間の過去最多を更新した。

　10月の出国日本人、19年比31%増の115万人
　1-10月累計1064万人、年間1300万人前後か