野村不動産、老舗ホテル経営の隆文堂を買収

「庭のホテル東京」など2件のホテルを取得

　野村不動産は「庭のホテル東京」や「東京グリーンホテル後楽園」を所有する隆文堂（東京都千代田区）と同社のホテル運営子会社のUHMの全株式を取得すると発表した。買収額は明らかにしていない。今回の買収により、野村不動産は新たな事業領域として取り組みを強化しているホテル事業を一段と強化していく考えだ。
　隆文堂は1935年に旅館業から創業した老舗。同社が保有する庭のホテル東京はミシュランガイドで10年連続で「快適なホテル（2パビリオン）」として紹介されているなど、国内外から高い評価を得ている。また、UHMは隆文堂が保有するホテル経営や運営の豊富なノウハウや「おもてなし」を旨とする多くの経験豊富な人材を有している。

※写真＝野村不動産が取得する「庭のホテル東京」