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2024.11.25

WING

内倉空幕長、「かが」でF-35B運用へ必要諸元獲得

 揺れや作業スペースなど艦上運用の難しさ明らかに

 

 内倉浩昭空幕長は11月21日の会見で、海上自衛隊の護衛艦「かが」が米国で行ったF-35B艦上運用試験について、必要な試験項目をすべて完了したとして「いずも型護衛艦におけるF-35Bの運用能力獲得に資する必要な諸元を得ることができた」と述べた。
 内倉空幕長は、護衛艦「かが」へ航空自衛隊の隊員約20人が海自隊員とともに乗艦していたとし、発着艦や艦内への収容など艦上運用のあらゆる場面の試験に参加したことを示した。特にF-35Bへの燃料補給の場面では、米軍や海自の隊員へ空自隊員が作業の支援を行ったと説明。その上で、空自の隊員が甲板上および格納庫での機体の移動要領など実地で確認できたとし、さらに米海軍および米海兵隊の隊員と意見交換したことで艦上運用体制構築のノウハウを得ることができたという。

 

※写真=内倉空幕長は「かが」でのF-35B運用試験で、必要な諸元が得られたと説明した(海上自衛隊Xより)

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