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コオロギ粉末のグリラスが倒産、ZIPも一部機内食で活用
ZIP、予約済み分は11月末まで提供も予約注文受付は停止
徳島大学発ベンチャーで食用コオロギ粉末(グリラスパウダー)を開発・製造しているグリラスが、徳島地裁に対して自己破産申請した。資本金は5905万円。
このグリラスが開発した「グリラスパウダー」を活用した機内食を、ZIPAIR Tokyoは同じ日本航空(JAL)グループのJALロイヤルケータリングと共同開発。当初、トマトチリバーガーとペスカトーレを開発した。ZIPAIRはSDGsなどの取り組みを推進するなか、食品ロス問題などの取り組みを進めており、当時、その一環として「グリラスパウダー」を一部の機内食の提供を決めた。
ZIAPAIRは「グリラスパウダー」を使ったトマトチリバーガーに関しては以前から提供を止めており、現段階で「グリラスパウダー」を使ったペスカトーレのみを提供。ただ、「メーカー(グリラス)から新規の納品はできないとの通知を受けた」とのこと。すでに予約を受けた11月末までの「グリラスパウダー」を使ったペスカトーレは提供するが、現在、ホームページ上でも新規の予約は受け付けていないという。
※写真=ZIPAIRでも提供された「グリラスパウダー」。甲殻類の粉末のような味わいだった
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