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コリンソン、アジア太平洋地域は年支出約3割を「旅行」に
シンガポールは日中の倍、東南アジアの「旅行」支出拡大傾向
空港体験プログラム「プライオリティ・パス」を運営するコリンソン・インターナショナルはアジア太平洋地域における「2024年旅行特典および顧客エンゲージメントに関するレポート」をまとめた。それによればアジア太平洋地域の14市場で7250人の回答者を対象に調査したところ、旅行は全市場で回答者の最も高い支出カテゴリーの1つとなり、年間支出のほぼ3分の1を占めていることが明らかになった。これは食料品と小売店の買い物を合計した「日常支出」カテゴリーに匹敵する水準とのことだ。
調査の結果、シンガポール在住回答者の年間旅行支出額は1万619米ドルに達し、中国本土(5014米ドル)や日本(4529米ドル)の2倍近くとなった。さらに、東南アジアのマレーシア(5939米ドル)、タイ(5548米ドル)となるなど、東南アジア圏の人々が旅行に支出する金額が大きいことも明らかになった。
アジア太平洋地域の消費者は、平均して旅行に年間4763米ドルを費やしていたとのこと。国内往復旅行の平均支出は米700ドル、海外旅行の平均支出は2000米ドルとなっていたという。