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2019.01.16

ウイングトラベル

昨年の旅行業倒産は27件、3年ぶりに前年下回る

負債総額は20.2億円、過去20年で最少に

 東京商工リサーチがまとめた「2018年の旅行行の倒産状況」によると、18年の旅行業倒産件数は前年の28件から1件減の27件となり、2015年以来3年ぶりに前年を下回る結果となった。また、負債総額は17年に発生したてるみくらぶの大型倒産の反動を受け、90.5%減の20億2900万円となった。
 旅行業倒産件数は1999年以降の20年間では2016年に並び過去2番目に少なかった。また、負債総額も2015年の28億2900万円を下回り、過去20年で最少を記録した。前年に3件あった負債5億円以上の大型倒産がなかったほか、従業員数5人未満の企業倒産が18件となり、小・零細規模の倒産を中心に推移した。
 原因別では「販売不振」が21件と全体の8割を占めた。また、販売不振を含む「不況型」倒産は23件となった。