ウイングトラベル
南アフリカ観光局、交通広告で多彩な魅力訴求
ケープタウンで使えるクーポンブック配布開始
昨年7月1日付で南アフリカ観光局アジア太平洋地区ハブヘッドに就任した、マンスール・モハメッド氏が弊氏インタビューに応え、2019年の日本市場におけるマーケット展開について語った。
マンスール氏が日本の担当に就任して約半年経ったが、日本から南アフリカへの渡航需要について「シニア層を中心に非常にラグジュアリー志向で、ハイエンドなマーケットが南アフリカに興味を持っていることを認識した。現在のこの状況を受け、今後は、まだ南アフリカへの注目度が低い、若年層を中心としたFITにも様々な体験ができることをアピールし、幅広い年齢層からの、さらなる渡航需要の創出を図りたいと」意欲を見せた。
そのプロモーションの一貫として、今年1月より南アフリカの代表的な観光地である「ケープタウン」と、旅行者に人気の高い「サファリ」を軸として、1月7日から東京メトロ駅構内で、1月14日からは首都圏のJR駅構内にて交通広告を開始している。この交通広告では「ケープタウン」と「サファリ」の多彩な魅力をわかりやすくイメージしてもらうため、動画を用いて訴求している。
さらに、Google、Facebook、インスタグラム、YouTubeなどのデジタル広告では、動画や写真を全面的に利用し、南アフリカの魅力を紹介。さらに2月から3月にかけては、南アフリカの観光地を紹介する特番をBSキー局で、また地上波ではCM放映も予定しており、タッチポイントを増やすことで、さらなる旅行者の獲得に取り組んでいく考えだ。
さらに、昨年より18才未満の子供の南アフリカ入出国の際に求められていた書類規制が緩和されたことから、今後教育旅行マーケットにも注力するほか、MICE需要を創出するためには、アクセスの改善が最重要課題として、座席数の確保や直行便の就航など、今後も航空会社に働きかけを強めていく考えだ。
また新しい需要として、ウェディングマーケットにも着目。欧米諸国ではメジャーとなっている南アフリカでの挙式を始め、ハネムーンやアニバーサリー旅行など、日本に向けてさらにアピールしていきたいとしている。
クーポンブック、最大約10万円相当の割引に
南アフリカ旅行の付加価値高める施策
※写真=マンスール・モハメッド・南アフリカ観光局アジア太平洋地区ハブヘッド