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ソラシドエア、中間純損失6400万円の赤字転落
旅客数・営業収入過去最高も円安・物価高など重し
ソラシドエアが11月29日に発表した2025年3月期中間決算によれば、営業収入は前年同期比5.9%増加した254億1900万円と、増収となった。その一方で営業損益は10億9600万円減少して1億9500万円の営業損失に。経常損益も11億900万円減の1億8200万円の損失を計上し、中間純損益も10億6600万円減の6400万円と、赤字に転落した。
ソラシドエアによると、旅客数は前年同期を上回っており、それに伴って収入も拡大。中間会計期間としては、過去最高を更新したという。
ただ、一方で円安の進行や物価高騰に伴って、整備関連費用や機材リース料などといったドル建て費用が大きく膨らんだほか、燃油費の高止まり、人件費の上昇などの要因でコストが上昇した。営業費用は前年同期比10.9%増加した256億1400万円に拡大したという。
通期業績予想を下方修正
こうした足下の状況を踏まえ、ソラシドエアは通期業績を下方修正した。営業収入は19億円減の528億円に、営業利益も18億円減の5億円、経常利益は15億円減の3億円に、それぞれ修正した。
※写真=円安・物価高・人件費高騰の三重苦に。中間期として過去最高の旅客数、営業収入記録も赤字に転落