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2024.12.03

WING

ADO中間決算、中間純利益31%減の30億円に

 1.2%増収も円安・物価高・人件費増などコスト増

 

 AIRDOが11月29日に発表した2025年3月期中間決算によれば、営業収入は前年同期比1.2%増加した278億3800万円と、増収となった。一方、利益面は営業利益が28.6%減の32億1800万円、経常利益も28.4%減の31億2400万円、中間純利益は31.2%減の30億円となるなど、大幅な減益となった。
 AIRDOによれば、今上期は旅客需要が堅調だったことに加え、セール運賃を打ち出すことで需要の取り込みに成功したことから、営業収入が拡大したと説明。その一方で引き続き、円安、物価上昇、賃上げに伴う人件費上昇などによって、営業費用も7.1%増の246億1900万円に増加したという。

 

 通期業績予想、需要堅調で3億円の営業収入増
 費用増で営業益・経常益を3億円下方修正

 

 なお、下期についても円安、物価高、人件費上昇などによる費用増加が見込まれていることから、2025年3月期の通期業績予想を修正した。
営業収入に関しては、引き続き堅調な旅客需要が見込まれることから前回予想比3億円増の528億円に修正。その一方で、利益面は営業利益が3億円減の18億円、経常利益も3億円減の17億円にそれぞれ下方修正した。

 

※写真=円安でドル建てコストが膨らんだほか物価高、人件費上昇といった逆風に直面