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2024.12.03

WING

テトラ、「teTra Mk-7」開発、派生型で貨物と調査・偵察モデル

 エアタクシー事業展開視野、低空経済圏に新たな価値創出

 テトラ・アビエーションが、新たに「teTra Mk-7」の開発に踏み出した。これまでの知見を元に機体を大型化するもので、物流用途のフレイターバージョンのほか、点検・調査・偵察分野での活用を視野に入れた派生モデルの開発を構想していることを明かした。これにより、災害時の迅速な点検や過疎地での物資の早期輸送、航空検査の省人化といった社会課題の解決を目指す。一方、「Mk-7」の開発開始に伴い、従来の「Mk-5」の製造とキットモデルとしての販売を終了することを決めた。
 さらに同社としては「Mk-7」を民生用に機体を販売することに留まらず、自社でエアタクシー事業を展開することを視野に入れている。エアタクシー事業を通じ、都市部と郊外をつなぐ次世代の移動手段を普及させ、低空域経済圏に新たな価値を提供することを目指していく考え。