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2024.12.04

WING

AstroX・JAXA、気球用プラットフォーム懸垂型姿勢制御装置開発

 25年度地上実証、27年度に姿勢制御装置のパッケージ化視野

 AstroXと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月3日、気球に搭載した大型構造物の姿勢を高精度にコントロールする装置「気球用プラットフォーム懸垂型姿勢制御装置」の研究開発に関する共創活動を開始することを発表した。これにより高空での気球の多様な用途への活用と運用性向上の実現を目指す方針だ。
 両者による共創活動は、「JAXA 宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」の枠組みの下で展開されるもの。
 AstroXは高空での気球を用いた事業の実現を目指し、気球用懸垂型の姿勢制御装置の開発に着手し、すでに試作機の構築・試験を実施済みだ。製品化にむけて確実に開発を進めている一方、飛翔中の気球ダイナミクスや成層圏環境に関する専門的知見や制御装置の実フライトによる実証試験という課題に直面していた。