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航空貨物、10月の需要は前年比9.8%上昇
今年は好調に推移も、トランプ政権の関税政策警戒感
国際航空運送協会(IATA)が12月3日(ジュネーブ現地時間)に公表した今年10月の航空貨物市場動向によれば、航空貨物需要を表すCTKは、前年同月比9.8%もの上昇がみられた。これにより15カ月連続で、前年同月実績を上回ったかたちだ。
貨物搭載スペースの供給量を表すACTKも5.9%伸びており、なかでも国際線における旅客機のベリースペースが8.5%増加したことが、牽引した。貨物専用機に起因したACTKの伸びも5.6%みられたことも相まって、7カ月連続で前年実績を上回った。IATAによれば、ACTKは2021年に記録したピーク水準に近いレベルに達しているとのことだ。