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JAL、NTTドコモの新技術で道東エリアの人流把握
データ秘匿のまま集計する「秘匿クロス統計技術」
日本航空(JAL)は、ジャルカード、NTTドコモ(東京都千代田区、前田義晃社長)と共同で新たな調査手法によって各空港から道東各エリアへの訪問傾向を統計的に明らかにしたことを発表。今後、得られた知見をもとに道東エリアの人流創出を目指した施策によって、地域活性化につなげていくとした。
新たな手法とは、JALやドコモが保有するデータをもとに、NTTの協力を得て開発した「秘匿クロス統計技術」。相互にデータを明かさない状態で安全な統計情報を作成することを可能にする。JALとドコモの同形式IDリストをそれぞれ安全な処理環境(隔離実行環境)で非識別化処理(不可逆変換および暗号化)を行い、個人を識別できない状態に加工した上で、暗号状態のまま集計処理と秘匿処理を行った。