ウイングトラベル
★クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024発表
グランプリは飛鳥II世界一周クルーズ
日本外航客船協会(JOPA)は「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024」の選考結果を発表した。グランプリの国土交通大臣賞には郵船クルーズの「飛鳥II 2024年世界一周クルーズ」が選ばれた。優秀賞には商船三井クルーズの「MITSUI OCEAN FUJI DEBUT Cruise2024」、MSCクルーズジャパンの「MSCクルーズ沖縄シーズン」、阪急交通社の「2024ソーラーエクリプス アメリカ大陸横皆既日食観測クルーズ14日間」の3点。特別賞には「空知信用金庫創立100周年記念特別航路にっぽん丸チャータークルーズ」「シルバーウィーク食の日本一周クルーズ七尾港」「第3号ふ頭周辺 地域の再開発が生んだ人の流れ」「佐世保港」「クルーズのお客様‘おもてなし’トライアル~我が国港湾の客船受入水準向上を目指して~」の5点が選ばれた。
グランプリに選出された飛鳥II 2024年世界一周クルーズは、中東情勢の影響により直前に航路変更を余儀なくされたにもかかわらず充実した内容で実施できたことが高く評価された。また、クルーズ途中に建造中の「飛鳥III」を見学する造船所ツアーを実施するなど、未来へつながる内容だったことも評価された。
優秀賞の「MITSUI OCEAN FUJI DEBUT Cruise2024」は日本船社による新たなラグジュアリー客船の就航という話題性の高さを評価。選考時点では就航前であったが成功への機体を込めて授賞することとした。
MSCクルーズ沖縄シーズンは、短期間で参加しやすい日程を設定し、旅行会社と協力して、日本で初めて超大型船によるフライ&クルーズを大規模に展開した点が高く評価された。
阪急交通社の「2024ソーラーエクリプス アメリカ大陸横皆既日食観測クルーズ14日間」は北米皆既日食クルーズと当時大谷翔平選手が所属していたエンゼル・スタジアムの訪問、ディズニーランド・リゾートでの皆既日食観測を組み込んだツアーとなっており、個人旅行では手配困難な内容で旅行会社の企画力の高さが評価された。
なお、授賞式は12月19日に行われる予定になっている。
※写真=飛鳥IIの世界一周クルーズが「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024」のグランプリに