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陸自隊員が教官として作業工程管理課程へ参加
国連PKO派遣のアフリカ工兵要員へオンライン指導
防衛省は、国連PKOへ派遣予定の要員を含むアフリカ地域の工兵要員を対象に、オンラインで作業工程管理課程(Construction Process Management Course)を行うと発表した。実施期間は12月9日から13日までで、渡邉貴博2等陸佐以下5人(うち女性1人)が教官となって、ウガンダ・ケニア・タンザニアの計20人に対して行う予定だ。
これは、国連三角パートナーシップ・プログラム(United Nations Triangular Partnership Programme:UNTPP)の一環として行うもので、日本が行う第6回目のオンライン事業。アフリカ地域の工兵要員へ様々な工程表の作成実習などを実施させ、PKOミッションで工事現場管理によくある問題への対処法や、工事管理に必要な知識や技能を修得させる。
こうした作業工程管理の能力は、近年PKOの工兵部隊では重要かつ緊急の課題と考えられており、防衛省・自衛隊では国連参加国の技能向上の取組みに貢献していく考え。