2018年訪日旅行、過去最高の3119万人

年間8.7％増、12月4.4％増と災害から回復

　JNTOによると、2018年の訪日外国人旅行者数は、前年比8.7％増の3119万1900人と3100万人を超えた。12月は4.4％増の2631万800人と伸び率は徐々に上昇傾向を示している。
　23018年は、東アジア市場を中心に自然災害などによる旅行控えが9月以降に顕著だったが、年末までに東アジアのすべてで前年同月を上回るまでに回復した。
　市場別では、中国が838万人と全市場初の800万人台に達したほか、タイが113万人と東南アジアで、初めて100万人を突破するなど着実な伸びを示した。全体では香港を除く19市場で過去最高を記録した。

　中国史上最高の838万人、韓国も754万人
　台湾476万人、香港唯一前年割れも回復傾向
　タイ初の100万人台、フィリピン50万人超え
　ベトナム26％増の39万人と最高の伸び示す
　豪州初の50万人台、米国150万人突破
　フランス30万人超え、伊西露が急成長

※表＝年間と月別の方面別訪日外客数（JNTO推計）