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2019.01.17

WING

ロッキード、LRASMの第2次量産受注

米海・空軍向け1億7200万ドルで

 ロッキード・マーティンはこのほど、米海軍および空軍よりLRASM(長射程対艦ミサイル)の製造に関する第2次生産ロットとなる1億7200万ドルの契約を受注した。この契約には空中発射型LRASMの継続生産のためのミサイルのフル生産と技術支援が含まれている。空軍は最近、B-1B爆撃機のLRASM作戦能力獲得を宣言し、次の焦点は2019年での海軍F/A-18Eスーパーホーネットへの搭載に移っている。
 なお、防衛省も2019年度よりFMS契約でのLRASM導入を図り、F-15Jに搭載する計画となっている。
 LRASMは既に実用化されているJASSM-ER(統合空対地/空対艦スタンドオフ・ミサイル射程延長型)をベースとしている精密誘導対艦スタンドオフ・ミサイルである。LRASMは新技術の適用により、電子戦環境下で情報・探査・偵察プラットフォームやネットワーク、GPS航法への依存を低減しながら、敵船団の特定のターゲットを攻撃できるよう設計されているという。また、LRASMは外洋で運用し、軍事的アクセスを確保する上で主要な役割を果たす。

 

※画像=敵艦艇に向かうLRASMのイメージ図(提供:ロッキード・マーティン)

※写真=F/A-18Eスーパーホーネットに搭載されたLRASM。主翼下に吊り下げられた黒いミサイル(提供:ロッキード・マーティン)