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2024.12.11

WING

成田B滑走路延伸で東関道切回し道路整備完了

 交通途切れさせずに整備、地下道化着々と進行

 

 成田国際空港会社(NAA)は12月9日、記者会向けに成田空港のさらなる機能強化として整備を進めるB滑走路の延伸部分を公開した。この延伸工事は、B滑走路を北側へ1000メートル延長した3500メートルとすることで、C滑走路整備と併せて空港の年間発着容量を現在の30万回から50万回へ拡大する。B滑走路の現北端部分にある進入灯火橋梁の下には東関東自動車道が交差しており、以前道路だった土の部分と、真新しい切回し道路を確認することができた。この工事は今年11月に完了したところで、今後は従来の道路部分に箱状のトンネル構造物を設置して、地下道化工事を進める。自動車の交通を一切停止させずに2028年度末までに整備を完了させる予定だ。
 B滑走路の延伸部分は、現北端部分の標高41メートルに合わせて勾配のないフラットな滑走路として整備する。延伸先では東関道が交差するため、これをトンネル化して滑走路の整備を進める。これまで東関道では、交通を停止させないように今年7月から仮設の切回し道路の整備を行い、11月までの約4ヵ月間で工事が完了した。今後、従来の道路部分にトンネル整備を行っていく。

 

※写真1=進入灯火橋梁から東関道を望む。写真奥側の切回し道路の整備が11月に完了したところ。今後は手前側の従来の道路位置にトンネル工事を行っていく

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