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日米防衛相会談、意思疎通と抑止強化を確認
防衛装備・技術協力進展歓迎、他国との連携重視
中谷元防衛大臣は去る12月10日、防衛省でロイド・オースティン米国防長官と防衛相会談を行い、地域情勢などを確認しつつ、日米では引き続き緊密に意思疎通を行うとともに、同盟の抑止力・対処力を一層強化していく必要性を確認し、厳しさを増す安全保障環境による課題に対応していくとした。
会談では、日本で統合作戦司令部(JJOC)が新編されることを含め、日米の指揮・統制枠組が向上することを確認し、南西地域で日米共同のプレゼンスが拡大することや、防衛装備・技術協力などの同盟強化が進展していることを歓迎した上で、引き続き各分野で日米防衛協力を強化していくことを確認した。
また地域を取り巻く安全保障環境については、自由で開かれたインド太平洋という共通のビジョンを実現するため、豪州や韓国をはじめとする地域のパートナーを含む多国間協力を一層強化していくことを確認した。
日米同盟の抑止力・対処力については、強化の取組みを継続していく必要性を改めて強調した。
※写真=オースティン米国防長官と中谷大臣は防衛省で日米防衛相会談を行った(提供:防衛省)