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2024.12.12

WING

ロシア艦艇4隻が対馬海峡通過、台湾周辺で活動か

 与那国島と西表島間通過した艦艇と同一

 

 統合幕僚監部は、ロシア海軍のステレグシチー級フリゲート3隻(艦番号335、339、343)とドゥブナ級補給艦の合計4隻が12月10日に、対馬海峡を通過して日本海へ向かったことを発表した。この4隻は去る5日に対馬海峡を南西方向へ進み、7日には与那国島と西表島の間を南西へ進んでいた。台湾では中国艦艇が数日にわたって周辺海域で大規模な活動を行っていると報じており、このロシア艦艇もこれに参加していた可能性がある。
 統幕によれば、10日20時ごろ、長崎県対馬南西沖約130キロの海域でロシア艦艇4隻が北東方向へ進んでいるのを確認した。その後11日にわたって対馬海峡を通過して日本海へ向かったという。
 このロシア艦艇の航行を受けて防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第3ミサイル艇隊(佐世保)のミサイル艇「おおたか」および第4航空群(厚木)のP-1哨戒機が警戒監視・情報収集を行った。

 

※写真・図=今回対馬海峡を通過したステレグシチー級フリゲート3隻とドゥブナ級補給艦と行動図(提供:統合幕僚監部)