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JAXA、H3ロケット5号機を2月1日打ち上げ
イプシロンS第2段モータ爆発影響無しと判断
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット5号機の打ち上げ日を、2月1日に決定した。5号機には準天頂衛星「みちびき6号機」(QZS-S)を搭載する。
JAXAは去る11月26日に実施したイプシロンSロケット第2段モータ再地上燃焼試験において爆発が発生したことを踏まえ、第2段モータと同じく固体モータであるH3ロケット用固体ロケットブースタ(SRB-3)について影響を評価したことを明らかにした。
SRB-3はモータ設計がE-21とは異なるが、一部の共通点(イグブースタと材料の一部)があることを踏まえ、これまでの地上燃焼試験等の開発結果および4号機までの飛行結果を再評価した。
その結果、SRB-3としての設計がいずれも良好に検証されていることをあらためて確認。さらにH3ロケット5号機用として製造したSRB-3の検査データに特異なものが無いことも再確認したとし、SRB-3をフライトへ供するにあたっての懸念事項は無いと判断した。
※写真=H3ロケット5号機の打ち上げ日が決定。イプシロンS第2段モータの再地上試験における影響はないと判断。写真はH3 ロケット4号機(提供:JAXA)
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