ウイングトラベル
★ブランドUSA新理事会長にファーガソン氏
「アジア市場の需要回復や新規市場の開拓を」
ブランドUSAは、2025年度の理事会役員およびメンバーを発表した。新たな理事会長には、デスティネーションDCの会長兼CEOのエリオット・ファーガソン氏が任命され、1年間の任期を務める。同氏は2022年に理事会メンバーに選出され、直近では会計官を務めていた。
副会長にはアップワード・プロジェクツ社のローレン・ベイリー氏、会計官にはエスポジト・グローバル・パートナーズ社のクリステン・エスポジト氏、書記にはオア移民法律事務所創設者のアレン・オア氏がそれぞれ就任した。また、ヒルトンのアメリカ大陸担当社長ダニー・ヒューズ氏と、プリンセス・クルーズ社長のガス・アントルチャ氏が新たに理事会メンバーに加わった。さらに、トラベル・オレゴン州観光局のトッド・デビッドソン氏を含む再任メンバーも新たな3年の任期を開始する。
ブランドUSAの理事会は、米国商務長官が国務長官および国土安全保障省長官と協議の上で任命する。計11名の理事会メンバーがそれぞれ旅行・観光業界の各セクターを代表する。最大2期連続の任期が認められ、各理事は米国の観光振興を支える重要な役割を担う。
ブランドUSAは、2027年までに訪米インバウンド旅行者を年間9000万人とする目標を掲げているが、その達成を1年前倒しして、2026年に実現する見通し。新理事会長となるファーガソン氏は、「アジア市場の需要回復や新規市場の開拓、国際会議誘致などに注力し、米国の多様な魅力を世界に発信していく」と抱負を述べた。
ブランドUSAのフレッド・ディクソンCEOは、ファーガソン氏が率いる理事会メンバーのリーダーシップの下、訪米旅行者数の成長と新記録達成に向けた取り組みを進めることで、経済成長と旅行業界の雇用創出に貢献するとの期待を示した。
※画像=ブランドUSA理事会メンバー。左上が新理事会長に就任するデスティネーションDC会長兼CEOのエリオット・ファーガソン氏