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高松空港、国際線3便同時受入へターミナル増改修
チェックインカウンター25%、ゲート50%増強など
高松空港会社が2027年春のグランドオープンを目指し、国際線エリアを中心とした旅客ターミナルビルの増築・改修工事に着手する。これにより現状、国際線の同時受け入れ容量が2便に届かないところ、増築・改修工事後には同時間帯に3便の受け入れが可能にする計画だ。
このプロジェクトについて高松空港会社は、四国・香川の玄関口としての受入機能の強化と空港サービスの向上、そして利用者利便および快適性を向上させ、地域の交流人口のさらなる拡大に繋げていくとした。今回明らかにした国際線受け入れ能力拡大に向けたプロジェクトのみならず、国内線利用者の利便性・快適性向上に資する新たなプロジェクトの検討も進めていることを明らかにし、今後決定次第、あらためて発表するとした。
高松空港の2024年度国際線旅客数は史上最高となる46万人に達する見通しだ。コロナ前、高松空港の国際線旅客数は2014年に13万人だったところ、右肩上がりに成長し2018年度には32万人を記録。翌19年度は29万人にやや低下した。その後、コロナ禍に一時ゼロとなった国際線旅客数だったが、2023年度の国際線旅客数は26万人にまで回復した。今年度はさらに勢い強く、一気に46万人にまで増加する見通しだ。
この背景には旺盛な訪日旅客需要があって、同空港が位置する香川県のみならず、中四国、近畿圏を含めた他県への高いアクセス利便性を有し、エアライン、旅客から好評を博していることが国際線旅客数増加に繋がっている。