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ブーム、「XB-1」がマッハ数0.87記録
超音速飛行前に25年初頭に追加試験計画
新たな超音速旅客機を開発中の米国のスタートアップであるブーム・スーパーソニックが、実証機「XB-1」による9回目のフライトで、超音速飛行に大きく迫った。同社によれば、12月13日に実施した9回目のテストフライトでは最高速度マッハ数0.87を記録したという。同社は超音速飛行に先立ち、すべての安全チェックを完了させるため、2025年初頭を目標に追加飛行を行う予定にあるとした。
9回目の飛行実証では最高高度2万7716フィートに達し、これまでの飛行実証のなかで過去最高を更新。飛行時間は約56分だった。この飛行により、超音速飛行実施に向けた重要なシステムチェックをクリアした。