ウイングトラベル
★東武トップ、十勝で「いのち」に触れる学び提供
次世代の探究心を育むスタディツアーの販売開始
東武トップツアーズは、北海道十勝地方で中学生・高校生向けスタディツアー「“いのち”に触れて“生きる”を考える北海道・十勝スタディツアー」を来年夏に実施する。同ツアーは、NPO法人食の絆を育む会、一般社団法人十勝うらほろ樂舎の協力で企画、探究学習の一環として若い世代が生命や食の本質に向き合う機会を提供する。
旅行期間は来年7月30日から8月2日の3泊4日。旅行代金は新千歳空港発着で8万6800円。募集人は40名、最少催行人員35名。
同プログラムは、国内の第一次産業の現場に直接足を運び、生産者の思いや日々の努力に触れることを通じて、現代社会で希薄になりつつある農村漁村との結びつきを再認識する場を提供する。
十勝地方は、日本の食料自給率「1100%超」を誇る農業の中心地で、自然と伝統的な農林漁業が息づく地域。参加者は同地でホームステイを体験し、地域住民とのふれあいを通じて「食」に対する理解を深める。
ツアーの中心は酪農体験を通じて生命の尊さに気づくプログラム。例えば、牛の世話をしながら動物のいのちと向き合う時間や、食卓に並ぶ食材の背景にある労力や自然の循環に思いを馳せる機会を設ける。
参加者はこうした体験を踏まえ、ワークショップ形式で「いただきます」という言葉の重みや「生きる」ことの本質について考察を深める。これにより、次世代の担い手として地域や社会に貢献する視点を養う狙いも込められる。
※画像=来夏に「北海道・十勝スタディツアー」実施