スペイン、ユーロファイターを25機追加発注

　ハルコン・サーガの一環、Ｆ-18一部置き換え

　スペイン政府は12月20日（現地時間）、ドイツのミュンヘンに本拠を置NATOユーロファイター・トルネード管理局（NETMA）との間で、あらたにユーロファイターの25機分の追加購入契約を締結した。今回発注した機体の初回納入は2030年に予定している。
　スペインでは「ハルコン・サーガ」として、スペイン航空宇宙軍が運用しているF-18の一部を置き換えている。今回の計画は2022年のハルコンＩ（20機）に続く、「ハルコンII」として、最新世代の単座型ユーロファイター21機と複座型ユーロファイター4機を導入するもの。スペイン航空宇宙軍は現在、計70機のユーロファイターを運用中で、既に発注した機体と今回の発注分を含めると、その保有機数は115機に拡大する。

※写真＝スペインがユーロファイターを追加発注。既存のＦ-18の機能を一部代替する