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三菱重工業、海自艦船修理で仕様書と異なる工事
装備庁に自発申告、装備庁から注意処分
三菱重工業は12月27日、防衛装備庁からの依頼を受けて実施した令和6年度制度調査に係る自社点検の結果、海上自衛隊から請け負った艦船修理契約の履行中に、契約の変更をしないまま、仕様書に記載の物品と異なる物品を納入した工事等が複数判明したことを発表した。
同社はこれを受けて同日、防衛装備庁に対して自発申告し、防衛装備庁から注意を受けたことを明かした。
三菱重工業は今回の事実確認及び注意を受けて、変更契約手続上の官民の改善策を含む再発防止策等を取り進めていく方針だ。
なお、当該物品は適正に納入されたとのことで、納入した物品が防衛省関係者の職務と関係なく使用された事実や防衛省関係者・三菱重工業グループ員個人に対する利益・便宜の供与等の事実は確認されていないとした。