★JATA髙橋会長、「海外旅行完全復活」に具体策

　高付加価値強化、今こそ！海外キャンペーン展開

　日本旅行業協会（JATA）の髙橋広行会長は、1月9日に行われた新春記者会見で、「海外旅行の完全復活」を2025年の最重要課題として改めて位置付けた。新型コロナウイルスの影響を大きく受けた海外旅行市場は、回復が他の市場に比べて遅れを見せており、2019年の水準に至るにはさらなる取り組みが必要とされている。
　髙橋会長は「日本人旅行者の海外旅行復活は、単なる旅行市場の問題にとどまらず、国際交流や国の競争力に直結する」と語り、あらゆる施策を講じることをめざし、旅行商品のさらなる高付加価値化や若者の海外旅行促進へ「今こそ！海外キャンペーン」の第2弾展開など、その具体策を提示した。
　また、訪日インバウンド・国内旅行の課題解決への取り組みを明らかにするとともに、2025年の大阪・関西万博やツーリズムEXPOジャパン愛知開催を契機に、旅行全体のさらなる発展を目指す姿勢を鮮明にした。